ビジネスシーンで動画配信システムを有効に活用するために
現在、インターネットはブロードバンド(高速・大容量な通信環境)が当たり前となり、
誰でも簡単に動画を視聴・配信できるようになりました。
インターネットに直接かかわりの少ないと思われる企業でも、
動画配信システムを積極的に利用し、ビジネスに活かす動きも広がっています。
このサイトでは法人利用に向いた動画配信システムに焦点を絞り、
これから導入を検討している企業へ向けて情報を発信しています。
代表的な動画配信システムの比較ランキング表も作成しましたので、ぜひ参考にしてください。
企業内での動画配信システム導入といえば、対外的なPRのために活用されている例を思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかしながら、あえてクローズドな動画配信を行うことにより、業務の効率化や顧客満足の向上に成功をした企業や、
動画の販売自体で業績を伸ばしている企業まで、その活用事例は様々。そんな導入事例の一部を紹介いたします。
社員教育動画をクローズド配信 | 社労士事務所の労務管理セミナーを動画配信 |
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![]() 検討をした結果、セキュリティが万全な上、ID/パスワードを発行し、誰が・いつ・どこで動画を閲覧したかを分析可能な動画配信を導入しました。 その結果、社員は自分のパソコンから、都合に合わせて好きな時間に教育動画を閲覧することができ、場所を用意して社員を一カ所に集める必要もなく、スムーズに社員教育ができるようになり、人件費の削減にも繋がったようです。 |
![]() そのため、参加できなかった顧客へ、どのように情報を伝えるかが課題でした。 そこでセミナーを動画で配信することに。顧客は好きな時間にセミナーを受けることができる上、セミナーを行う側も大幅なコスト削減につながるからです。 さらに定期的に動画セミナーを行うことによって、疎遠になっていた顧客との距離を近づけ、満足度を高めることとなりました。 |
セミナーの内容をネットで有料配信 | 幹部会議の様子を国内外の管理職にリアルタイム配信 |
![]() 時間の都合が合わない、遠方で出席できないという方を対象に、DVDやCDにセミナー内容を収録し販売することを考えていたのですが、この方法だとメディア製作の手間がかかる上、在庫や決済管理など業務に負担がかかります。 そこで最も効率的に情報を販売する手段として、動画配信システムを利用する方法を選びました。これだと動画を1つ用意してサーバーにアップロードするだけでよく、決済システムもサービス内容に含まれているからです。 多くの企業が動画を購入し、さらにセミナー自体への申し込みも増加したそうです。 |
![]() 本社では、よく経営幹部会議が行われるのですが、国内や海外支社、グループ企業の管理職にその様子をいかに迅速かつ正確に伝えるかが課題となっていました。 そこで選んだのが、動画配信システムを導入して、本社幹部会議の様子をライブ配信すること。リアルタイムにどのような議論が交わされているのかが伝わるため、視聴する側も会議に参加しているような臨場感を味わえます。 今まで難しかった経営幹部の意思決定を素早く伝達するという目的は、これで達成できたというわけです。 |
ひと口に動画配信といっても、様々な活用法があることがわかります。
どのようなシーンで活用するかによって、必要とされてくる費用やシステムも異なります。
闇雲に導入をするまえに、じっくりと検討してみると良いでしょう。
動画配信システムには様々なものがありますが、どんな点に注意して選べばよいのでしょうか。
具体的には次の3つのポイントにまとめることができます。
動画配信システムの中にはYouTubeに代表されるような、無料でサービスを提供しているところもあります。
基本的にそのほとんどは、不特定多数が視聴できるシステムが中心のため、
企業PRなど情報を拡散させる目的であれば、有効な手段になるかもしれません。
しかしながら、セキュリティやID管理などが行えない場合が多く、ビジネス向けの動画配信には向いているとはいえません。
企業で動画配信システムを利用する場合、多少コストをかけてでもセキュリティレベルが高く、
どのような環境の中でも安心して利用できるものを選ぶことが、導入成功への近道となるのです。