公開日:2021年2月16日 |更新日:
2021年10月25日
動画配信にかんする基礎用語集【法人向け】
法人向け動画配信システムに関連する基本的な用語を50音別にまとめています。
【五十音順】動画配信システムにかんする用語リスト
あ行
ASP Application Service Providerの略でアプリケーションを事業者側のサーバーに置き、 インターネットなどを通じてその機能をレンタルすること。 情報システムの運用コストの一部を利用料というかたちで処理できます。
API Application Programming Interfaceの略。 アプリケーションが自ら持つ機能の一部を外部から簡単に利用できるようにするインターフェースのこと。 プログラミングする際に必要となる機能を提供してくれます。
エンコード ビデオカメラなどで撮影した映像データを圧縮したり、暗号化したりして別の形式に変換することを言います。 動画配信においてはインターネットで配信するために最適なファイルへ変換させることを指します。
オンデマンド配信 あらかじめ動画ファイルをサーバーにアップロードしておき、 ユーザーが見たい時にサーバーにアクセスして動画を視聴することができるサービス方式のこと。
オンプレミス オンプレミスは自社が IT リソースを所有・管理して情報システムを構築する方法を指します。保守点検やシステム トラブル対応も自社で行うため人材確保や設備にコストがかかる一方で、自社に適したシステムを自由自在に構築できます。
か行
可変ビットレート 音声・映像の状況に合わせてビットレートが変動することで、VBR(Variable Bit Rate)とも言います。 動きの変化の多い部分のビットレートを高くし、動きの変化の少ない部分では低くすることでより効率的な圧縮を行います。
クラウド インターネットを経由してソフトウエア、ハードウエアなど各種リソースを利用するサービスのことをクラウド・コンピューティングと呼び、 データセンターやその中で運用されているサーバーのことをクラウドと言います。
コーデック コーデックは圧縮・復元プログラムの総称で音声や動画などのデータを別の形式に変換します。 コーデックの例としてWindows MediaやH.264、AAC等があります。
固定ビットレート 単位時間当たり一定のデータ量を送るビットレートのことで、CBR(Constant Bit Rate)とも言います。 動きの変動に関係なく一定のビットレートを保って再生され、ストリーミング配信などでは固定ビットレートでエンコードされます。
さ行
SaaS Software as a Serviceの略で、ソフトウェアをネットワーク内のサーバに置き、 ユーザが必要とするものだけをサービスとして配布し利用できるようにしたソフトウェアの配布形態のこと。 サーバ上で動作するソフトウェアの機能をネットワークを介してオンラインで利用するといった使い方をします。
CDN Contents Delivery Networkの略。ファイルサイズの大きい動画などのデジタルコンテンツを配信する際に、 1つのサーバーでは処理しきれないアクセスを複数のサーバーに振り分けて最適化されたネットワークシステムのことです。
ストリーミングサーバー 映像や音声のストリーミング配信を行うサーバーのことを言います。 通常のWebサーバーと違って、時間軸の制御が可能で、配信するコンテンツファイルに最適な通信速度を選択することができます。
ストリーミング配信 インターネットなどのネットワークを通じて音声や動画ファイルなどを視聴する際に データを受信しながらリアルタイムに再生を行なう方式のことです。 ファイルサイズが大きい動画データの場合でもダウンロードする時間を待たないため、視聴者はストレスを感じません。
た行
ダウンロード ネットワークを通じてサーバーにあるファイルやアプリケーションデータを手元にあるコンピュータに転送して保存することを言います。 Downloadを略してDLと表現する場合もあります。
DRM Digital Rights Managementの略でデジタル著作権管理と訳されます。 コピーガードや電子透かしに代表されるように、音声や映像などのデジタルコンテンツを暗号化し 何の制限もなく使われることがないようにする仕組みのことです。
デモサイト デモンストレーションサイトの略称です。ウェブ上の新しいサービスを始める際に、実際のサイトではなくデモサイトを使ってもらい、どのような機能があるのか、操作性はどうなのか体感してもらう役割を果たします。
は行
ビットレート 単位時間あたりに何ビットのデータが送受信されるかを表します。 動画をエンコードする際の通信速度を設定する値でもあります。 値が高いほど画質は良くなりますが、データ容量も大きくなります。
プラットフォーム
プログレッシブダウンロード 主にHTTPプロトコルを使用したダウンロード方式で、動画をダウンロードしながら再生する配信方法です。 動画を再生したユーザー側のキャッシュメモリ上に、動画のファイルが保存されてしまいます。
ベストエフォート 最大速度と接続性などサービスの品質に保証はなく、 状況に応じて可能な限り最高のパフォーマンスを提供するシステム方式です。
ま行
マルチデバイス コンテンツやサービス、ソフトウェアがパソコン以外にフィーチャーフォンやスマートフォン、タブレットなど様々な端末で利用できること。
マルチビットレート ストリーミングファイルにあらかじめ、複数のビットレート値を設定しておくことで、 配信時にストリーミングサーバー側が視聴者の帯域環境を割り出し、最適な帯域での配信を可能にするものです。
ら行
ライブ配信 オンデマンド配信のように元々用意しておいた動画ファイルを配信するのではなく、インターネットなどのネットワークを通じて、 生中継の映像や音声などのデータを順次エンコードしてリアルタイムに配信することを言います。
企業のニーズ別に探す 動画配信システム比較ランキング4種をチェック
利用シーンで選ぶ! 法人向け動画配信システム3選
インターネットを介して誰でも簡単に動画を視聴・配信できるようになった現在、企業においても動画を積極的に活用し、ビジネスの効率化や売上拡大を図っています。しかしながら、手軽となった動画だけに機密情報となるものは不正なコピーやダウンロードに対策したり、様々なデバイスの登場により互換性を担保したり、トラフィックの増加に対応するためにシステム設計をしたりと、運用側においては専門的な知識や技術が必要 になってきます。そこで活用したいのが動画配信システム。ここでは、利用シーンごとにセキュリティ面が強固なオンプレミス版のシステムをご紹介します。
異なるネットワークでの閲覧者が多い社員研修・オンライン授業
クラストリーム
引用元:クラストリーム https://classtream.jp/op/
特徴
ネットワーク接続やデバイスの性能に応じて、適切な画質で配信を行う動画配信技術「アダプティブビットレート」を採用。高品質で途切れのない映像を提供 できる。
その他の利用シーン
新入社員のオリエンテーション
社員向けトレーニングビデオ
学術カンファレンス
繰り返し利用のコンテンツ配信顧客向けセミナー
CLEVAS
引用元:CLEVAS
https://www.photron.co.jp/service/recording/products/clevas/
特徴
Zoomで開催した顧客向けセミナーやウェビナー。 Zoom上で録画された動画ファイルを、配信動画として取り込むことができ 、いつでも配信できるコンテンツ資源に。
その他の利用シーン
投資家向けセミナー
新製品のデモンストレーション
クライアント向けのウェビナー
国籍の異なる社員にも同じ技術力を機械操作手順・マニュアル
Bizlat
引用元:Bizlat
https://www.evc.jp/product/bizlat.html
特徴
動画の音声から文字の書き起こしをするBizlat。書き起こした文字を自動翻訳し、字幕として挿入 できます。クラウドと連携する機能となりますが、作業の効率化を図れます。
その他の利用シーン
工場内の安全対策の教育
機械のメンテナンス方法を配信
品質管理のトレーニング動画
【選出条件】
Googleで「動画配信システム」と検索し、100位までに表示された21サービスの中から、オンプレミスに対応する4サービスのうち、特徴的な3つのサービスを紹介。(2024年4月3日調査時点)