1:使用目的を明確にする
動画配信システムを選ぶ際に重要なポイントとなる使用目的の明確化について解説しています。
配信する動画の内容と目的をはっきりさせる
動画配信システムを選ぶ際には事前に決めておかなければならないことがあります。
それは、何のためにどんな動画を配信するかということです。
明確にすべき項目は、以下の3つです。
例えば、新入社員向けの社内教育の動画を配信したいと考えたとしましょう。
対象となるのは新入社員になりますので視聴者の範囲は限定されます。
狙いは会社についての理解度アップとビジネスマナー向上だとすると目的も内容もはっきりしてきます。
- 動画の内容=会社の経営理念・沿革説明、ビジネスマナー
- 視聴する範囲=新入社員(30名)
- 目的=会社についての理解度アップとビジネスマナー向上
これが取引先・関係会社に向けた経営にかんする限定セミナーの有料動画配信となると、当然内容も異なりますし、
試聴する範囲は社外の限られた会社で、販売するための決済も行わなければなりません。
動画配信システムを選ぶ際には、どれでもいいわけではなく、
行いたい動画配信がしっかり実現できる環境が揃っているかというのが重要になってきます。
各社システムの機能や制限内容を確認
動画配信システムを提供している会社は数多くありますが、機能や制限事項、用意されているメニューは各社で全く異なります。
会社を選ぶ際は目的とする動画配信が可能かどうか、システムが持つ機能と照らしあわせてみた上で判断する必要があります。
上記の新入社員向けの社内教育の例のように試聴する範囲が限定されるような場合、動画が誰でも視聴できるようなことでは困ります。
クローズドな環境で動画配信が可能かどうかが第一条件となります。
このように配信する動画によって必要となる条件が異なりますので、動画配信システムを選ぶ際のチェックポイントを事前に用意しておくと良いでしょう。
具体的には次のような項目が考えられます。
- 録画配信・ライブ配信両方に対応しているか
- 動画の課金が可能か(決済システムが用意されているか)
- ID/パスワードによる視聴者の管理が可能か
- 動画再生数や同時視聴者数に制限があるか
ライブ配信や課金機能については可能であってもオプションというケースもありますので注意が必要です。
また、選ぶコースによって制限内容が異なり料金の違いが出てくることもありますので、費用対効果をよく検討することをおすすめします。