ここでは動画そのものの販売を目的とする動画配信システム導入例について紹介しています。
塾外生を対象にWebスクールをスタート
H塾ではかつてインフルエンザが流行したのを機に、
講義を欠席した熟生を対象に補助的に講義の内容を
Webで動画配信するという試みを行なったことがあります。
これが講義欠席者ばかりでなく、復習を目的として受講したいという塾生希望者が多く、
予想以上の反響でした。
これをもっと拡大できないかと考え、塾生向けから塾外生まで対象を広げて
Webスクールとしてサービスをスタートすることにしました。
講義をコマごとに分けて販売するという形式になっていて、
受講者は受けたい講義を選択し購入することで試聴することができます。
Webスクールを始めてから順調に受講者数も増え、2ヶ月後には2.5倍になりアクセス数も急増。
家にいながらにして講義を受けることができるのと、繰り返して試聴することができるのが受けがよく、
高評価につながっていると考えています。
セミナーの内容をネットで有料配信
K社では企業向けに有料の経済セミナーを定期的に全国で開催しています。
セミナーへの関心度も高く、毎回100名近くの参加者が集まるのですが、
開催場所はどうしても都内や大都市圏で時間も限られてしまいます。
当初、時間の都合が合わなかったり、遠方で出席できないという方を対象に
DVDやCDなどのメディアにセミナーの内容を収録して販売することを考えていたのですが、
この方法だとメディア製作の手間がかかる上に在庫や決済管理など業務に負担がかかります。
そこでもっと効率的に情報を販売する手段として、動画配信システムを利用してインターネットで視聴してもらう方法を選びました。これだと動画を1つ用意してサーバーにアップロードするだけでよく、決済システムもサービス内容に含まれているからです。
その結果、セミナー出席者の幅も広がり、より多くの企業にセミナーの内容を伝えることができるようになりました。
料理教室の内容を動画で伝える
Sクッキングサロンは神戸にあるお料理教室です。ビギナーコースから創作料理コース、
料理技術検定資格を取得するためのコースなどかなり本格的なコースまで用意されています。
各コース月1回5,000円程度で、できるだけ多くの人に参加してもらいたいと考えていますが、
会場の都合で参加人数は毎回限られていしまいます。
また、遠方で参加できない方もいるので解決策を模索していました。
料理本は何冊か出しているのですが、
レシピはわかっても料理教室の雰囲気まではなかなか伝わりません。
できれば映像と音声で料理教室の内容を伝えたいと考え、動画配信システムを導入することにしました。
各コースの内容を動画にまとめて、インターネット経由で販売するというものです。
今まで参加者は地元の人が中心でしたが、動画配信を導入してから全国に広がり、
問い合わせもたくさん受けるようになりました。
動画を販売するには決済が必要となりますが、モノではないため代引きといった手段は使えません。
即時性が求められるため動画配信の場合はカード決済が中心となっています。
課金システムには様々ありますが、毎回カード番号を入力するシステムの場合は購入するのが煩わしく、セキュリティ上不安な面もあります。
購入時にカード番号を入力する手間がないPayPalというシステムが利用できる動画配信システムもありますので、
動画販売を検討されている場合は、どういった課金システムが利用できるか事前に確認しておきましょう。