特定顧客に向けた情報発信
特定の顧客や会員向けの情報発信や顧客フォローを目的とする動画配信システム導入例について紹介しています。
特定顧客向けの動画配信システム利用例
社労士事務所の労務管理セミナーを動画配信
M社労士事務所では個別にコンサルタントを行う以外に
顧客向けに全国各地で労務管理セミナーを実施しています。
その目的はトピック的な情報を話すだけでなく、
顧客のフォローアップを行うという側面もあります。
参加してもらえる場合はよいのですが、参加できなかった顧客に対して、
どのように情報を伝えるかは課題の一つになっていました。
そこで現地でセミナーを行うのではなく動画で配信することにしました。
これなら顧客企業は好きな時間にセミナーを受けることができるし、
セミナーを行う側も全国飛び回って交通費をかけることがなくなるからです。
質問や問い合わせはメール等で受付けてフォローするようにしています。
現地でのセミナーはこれからも行なっていきますが、定期的に動画セミナーを行うことによって、
疎遠になっていた顧客との距離を近づけることができました。
予備校の授業をネットで受けてもらう
全国に数カ所校舎を持つW予備校は数多くの生徒を抱えていますが、
大都市に展開しているため遠方の生徒の場合、どうしても出席率があまりよくありませんでした。
その対策として行ったのが、全授業をライブ配信するというものです。
これなら家にいながらにして授業を受けられるので、
自宅から遠くて通いづらいという生徒も安心です。
また、期間限定で録画動画を残すことにしました。
対象となるのは遠方の生徒だけでなく、校舎で授業を受けた生徒でも復習に使えるので、
導入効果があると考えたからです。
大規模な動画配信システム導入となりましたが、
評判も良いのでW予備校ではこれからも続けて行きたいと考えています。
Webオンラインショップで説明動画として使う
Jショップはインターネット上で主に雑貨や家具などを販売する、
いわゆるWebオンラインショップです。
対面販売と違って利用者は写真と商品説明文のみで購入するため、
思っていたものと違ったというようなことも時々発生します。
そこで、商品説明や取り扱い方法を動画で行うことにしました。
様々な角度から商品を紹介できるので、
商品に対する利用者の理解度も高まりクレームの件数も減りました。
商品購入者のアフターフォローとして組立てが必要な家具などの、組立て方ムービーも作成。
電話だけでは説明しづらかった問い合わせ対応も動画を利用することで楽にできるようになりました。
まとめ
特定顧客に向けた情報発信のために動画配信システムはリアルタイムでその場の状況を伝えられるライブ配信もよいですが、
ここで紹介した予備校の例のように繰り返し見る、振り返るということが必要な場合もあります。
状況によってはライブ配信と録画配信を組み合わせた情報発信が利便性の向上につながります。